2014年02月10日
BLSO in 奄美2014開催!
2月1日に奄美では2回目となる
『BLSO in 奄美2014』が開催されました。
一昨年の平成24年12月1日に奄美初の第1回BLSOが開催され
今回は第2回目ですが、鹿児島県の地域振興推進事業である
『安心・子宝の島づくり事業』を名瀬徳洲会病院が受託する形での開催です

BLSOとは『Basic Life Support in Pbsterics』の略で
『Advance Life Support in Obsterics(ALSO)』の
病院前産科救急基礎コースとなります。
現在、全国的な周産期医療崩壊の危機にありますが、
そのような状況でも救急隊員や救急救命士から看護師・医師などの医療スタッフが
産科医へ連携をとることで妊産婦死亡・後遺症を少しでも減らそうとする取り組みです。
奄美では、平成22年10月の豪雨災害で道路が寸断され、
妊産婦の搬送手段とその時の対応もクローズアップされました。
受講者は、医師3名、助産師4名、看護師9名、救急救命士4名、救急隊員3名の計23名。
講師陣は奄美内外17名の医師・助産師・看護師の方たちに来ていただきました。
さらに見学者が、行政関係者と県立大島病院、奄美看護福祉専門学校の学生さんの21名と
スタッフを含め総勢66名での開催となり、会場は熱気であふれていました。


講習スケジュールは、
『妊婦の評価』、『分娩介助』、『新生児蘇生』、『産後大出血・妊婦蘇生』、『救急車内分娩』という
各項目ごとに、座学で概略を学びその内容をすぐに4チームに分かれて実技で体験するという、実践的なものです。
インストラクターの方たちは、この日のために
小田切先生のデザインしたおそろいのTシャツで望みます。


開会式では名瀬徳洲会病院産婦人科部長の小田切幸平先生の進行で始まり、
鹿児島県大島支庁保健福祉環境部の下堂薗部長よりご挨拶を頂きました。


『イントロ』と『妊婦の評価』では、
今回のコースディレクターの島根県の隠岐病院 加藤一朗先生より講義を受け、
そのあとインストラクターの方が扮する妊婦を相手に実技の訓練です。

当院の男性看護師の迫真の妊婦演技に受講生もたじたじです。

『分娩介助』の講師は
徳之島徳洲会病院の野中涼子助産師と鹿児島大学大学院の谷口光代助産師です。
シュミレーターを使った実技では、戸惑う受講者に母体呼吸や肩甲難産など
丁寧に説明していました。

無事に新生児の模型が出てきた時に、
受講者の方に自然と笑みが浮かんでいたのが印象的でした。

『新生児蘇生』の講師は鹿児島市立病院の内藤喜樹先生です。

新生児の模型を使い、成人の蘇生法との違いや
分娩直後の注意点を丁寧に説明して頂きました。


受講者が同じように実技訓練ができるように、タイムキーパーも大事な役割です。
当院の医局秘書と大島支庁のスタッフの方も大活躍!


ここで、やっと昼食タイム!
でもインストラクターの方はお弁当を食べながら、
症例検討会を行い時間を無駄にしません。


息つく暇もなく、午後からの講義開始
『産後大出血と妊婦蘇生』
講師は、対馬いづはら病院の山内祐樹先生。

止血法と妊婦蘇生法を学びます。


最後の講義は『救急車内分娩』で講師は、高槻病院の村井隆先生。
駐車場へ場所を移し、名瀬消防隊の救急車をお借りしての実技講習です。

狭い車内での分娩の注意点を丁寧に説明して頂いて、希望者が車内で実技を行います。


ここで、記念撮影を行い、その写真を閉会式に皆さんへお渡しするため、
私は会場を離れ準備にむかいました。
その後、会場では筆記試験と実技試験を行い
夕方6:00には閉会式。そこになんとか間に合って、お渡しできたのがこの写真です。

今回は、鹿児島県大島支庁の事業を受託する形での開催となり
何かと不手際もあったかと思いますが、
大島支庁の方々の全面的な協力体制でなんとか乗り切ることができました。
インストラクターの方たちも、県立大島病院の方をはじめ
遠くは神奈川県・静岡県や大阪府・島根県・長崎県からも集まって頂き
本当にありがとうございました。
また、受講者や見学の方たちも大変お疲れさまでした。
特に学生さんが熱心にメモをとっていたのは印象的でした。
将来、離島へき地の産科医療に携わる方がひとりでも増えるきっかけになれば幸いです。
参加者アンケートにも、定期的な開催を希望される方が多数いらっしゃいましたので
是非、継続的な開催を実現していきたいと思っています。
皆さん、本当にありがとうございました。小田切先生、本当にお疲れ様でした。
『BLSO in 奄美2014』が開催されました。
一昨年の平成24年12月1日に奄美初の第1回BLSOが開催され
今回は第2回目ですが、鹿児島県の地域振興推進事業である
『安心・子宝の島づくり事業』を名瀬徳洲会病院が受託する形での開催です


(※ クリックすると拡大します。)
BLSOとは『Basic Life Support in Pbsterics』の略で
『Advance Life Support in Obsterics(ALSO)』の
病院前産科救急基礎コースとなります。
現在、全国的な周産期医療崩壊の危機にありますが、
そのような状況でも救急隊員や救急救命士から看護師・医師などの医療スタッフが
産科医へ連携をとることで妊産婦死亡・後遺症を少しでも減らそうとする取り組みです。
奄美では、平成22年10月の豪雨災害で道路が寸断され、
妊産婦の搬送手段とその時の対応もクローズアップされました。
受講者は、医師3名、助産師4名、看護師9名、救急救命士4名、救急隊員3名の計23名。
講師陣は奄美内外17名の医師・助産師・看護師の方たちに来ていただきました。
さらに見学者が、行政関係者と県立大島病院、奄美看護福祉専門学校の学生さんの21名と
スタッフを含め総勢66名での開催となり、会場は熱気であふれていました。


講習スケジュールは、
『妊婦の評価』、『分娩介助』、『新生児蘇生』、『産後大出血・妊婦蘇生』、『救急車内分娩』という
各項目ごとに、座学で概略を学びその内容をすぐに4チームに分かれて実技で体験するという、実践的なものです。
インストラクターの方たちは、この日のために
小田切先生のデザインしたおそろいのTシャツで望みます。


開会式では名瀬徳洲会病院産婦人科部長の小田切幸平先生の進行で始まり、
鹿児島県大島支庁保健福祉環境部の下堂薗部長よりご挨拶を頂きました。


『イントロ』と『妊婦の評価』では、
今回のコースディレクターの島根県の隠岐病院 加藤一朗先生より講義を受け、
そのあとインストラクターの方が扮する妊婦を相手に実技の訓練です。

当院の男性看護師の迫真の妊婦演技に受講生もたじたじです。

『分娩介助』の講師は
徳之島徳洲会病院の野中涼子助産師と鹿児島大学大学院の谷口光代助産師です。
シュミレーターを使った実技では、戸惑う受講者に母体呼吸や肩甲難産など
丁寧に説明していました。

無事に新生児の模型が出てきた時に、
受講者の方に自然と笑みが浮かんでいたのが印象的でした。

『新生児蘇生』の講師は鹿児島市立病院の内藤喜樹先生です。

新生児の模型を使い、成人の蘇生法との違いや
分娩直後の注意点を丁寧に説明して頂きました。


受講者が同じように実技訓練ができるように、タイムキーパーも大事な役割です。
当院の医局秘書と大島支庁のスタッフの方も大活躍!


ここで、やっと昼食タイム!
でもインストラクターの方はお弁当を食べながら、
症例検討会を行い時間を無駄にしません。


息つく暇もなく、午後からの講義開始
『産後大出血と妊婦蘇生』
講師は、対馬いづはら病院の山内祐樹先生。

止血法と妊婦蘇生法を学びます。


最後の講義は『救急車内分娩』で講師は、高槻病院の村井隆先生。
駐車場へ場所を移し、名瀬消防隊の救急車をお借りしての実技講習です。

狭い車内での分娩の注意点を丁寧に説明して頂いて、希望者が車内で実技を行います。


ここで、記念撮影を行い、その写真を閉会式に皆さんへお渡しするため、
私は会場を離れ準備にむかいました。
その後、会場では筆記試験と実技試験を行い
夕方6:00には閉会式。そこになんとか間に合って、お渡しできたのがこの写真です。

今回は、鹿児島県大島支庁の事業を受託する形での開催となり
何かと不手際もあったかと思いますが、
大島支庁の方々の全面的な協力体制でなんとか乗り切ることができました。
インストラクターの方たちも、県立大島病院の方をはじめ
遠くは神奈川県・静岡県や大阪府・島根県・長崎県からも集まって頂き
本当にありがとうございました。
また、受講者や見学の方たちも大変お疲れさまでした。
特に学生さんが熱心にメモをとっていたのは印象的でした。
将来、離島へき地の産科医療に携わる方がひとりでも増えるきっかけになれば幸いです。
参加者アンケートにも、定期的な開催を希望される方が多数いらっしゃいましたので
是非、継続的な開催を実現していきたいと思っています。
皆さん、本当にありがとうございました。小田切先生、本当にお疲れ様でした。
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