2019年12月13日
12月7日 糖尿病教室を開催しました
12月7日(土)13時15分より
糖尿病教室を行いました。
今回のテーマは
「検査のおはなし」ということで
講師は臨床検査技師の勝山さんです。

みなさんは、糖尿病の合併症と聞かれたときに
何が思い浮かびますか?
代表的なものとして、
目・腎臓・神経の病気があります。
目の病気として糖尿病網膜症があります。
血管が破れて出血を起こして視力低下、
ものがかすんで見えるなどの症状があります。
次に腎臓は糖尿病性腎症があります。
この病気は進行してからでないと自覚症状は
現れません。腎機能が低下すると、むくみ・疲れ・
多尿などが表れます。

神経の病気は、初期は「足の裏が痺れる」などの症状が
ありますが、進行するとその感覚がなくなり、ケガや
火傷をしても気づかなくなります。
その他の合併症で気を付けることは、血管の病気です。
高血圧・動脈硬化など血管の病気となることで、
心筋梗塞、脳梗塞になるリスクが高くなります。
でわ、合併症を予防するためにはどのような対策があるのでしょうか?
血糖値をコントロールすることはもちろんですが、すぐに始めることは
体重を気にすることです。自分の体重は大丈夫なのか知る方法があります。
その方法がBMIです。
BMIの計算方法です。
BMI=体重(㎏)÷[身長(m)×身長(m)]で表すことができます。
BMI=25以上ある場合は太りすぎとなります。
体重を減らすことで血管のストレスが減り、血圧も下がり
糖の吸収力を上がるので血糖を下げる効果も期待できます。

次にHbA1cについてです。
聞き覚えない人もいると思います。
ヘモグロビン(Hb)は、赤血球中のたんぱく質で、全身に酸素を運ぶ
役割があります。HbA1cとは、ヘモグロビンが血液中のブドウ糖が
結合したものになります。つまり、たんぱく質や脂質が糖と結びつき、
糖化された状態のものです。
このHbA1cの数値によって、過去1~2か月間の血糖値の平均を
調べることができます。
HbA1cの正常値は6.0%未満と言われています。
この数値が高い場合には血糖が高い期間が続いていることになり
2型糖尿病の危険性があります。そのため、あと回しにせず必ず
病院を受診してください。また、高齢者では正常値が違ってくるため
主治医の先生に相談してください。
いかがでしょうか?
糖尿病は自分には関係ないと思っている人がいたかもしれませんが、
自覚症状が表れないだけで、もしかすると病気のリスクを抱えているかも
しれません。今回の話で何か思い当たる節があれば当院に受診してください。
次回は
1月15日(土)13時15分~
テーマは
「糖尿病と歴史」について
講師は松浦院長です。

(※ クリックすると拡大します。)
当院の糖尿病教室では、講師以外にも毎回、理学療法士、作業療法士、
管理栄養士、薬剤師等、各領域のスタッフが参加しているので、
テーマ以外にも、運動や食事関するアドバイスをその場で受けることもできます。
気になることの質問もできますので、是非、参加してください。
糖尿病教室を行いました。
今回のテーマは
「検査のおはなし」ということで
講師は臨床検査技師の勝山さんです。

みなさんは、糖尿病の合併症と聞かれたときに
何が思い浮かびますか?
代表的なものとして、
目・腎臓・神経の病気があります。
目の病気として糖尿病網膜症があります。
血管が破れて出血を起こして視力低下、
ものがかすんで見えるなどの症状があります。
次に腎臓は糖尿病性腎症があります。
この病気は進行してからでないと自覚症状は
現れません。腎機能が低下すると、むくみ・疲れ・
多尿などが表れます。

神経の病気は、初期は「足の裏が痺れる」などの症状が
ありますが、進行するとその感覚がなくなり、ケガや
火傷をしても気づかなくなります。
その他の合併症で気を付けることは、血管の病気です。
高血圧・動脈硬化など血管の病気となることで、
心筋梗塞、脳梗塞になるリスクが高くなります。
でわ、合併症を予防するためにはどのような対策があるのでしょうか?
血糖値をコントロールすることはもちろんですが、すぐに始めることは
体重を気にすることです。自分の体重は大丈夫なのか知る方法があります。
その方法がBMIです。
BMIの計算方法です。
BMI=体重(㎏)÷[身長(m)×身長(m)]で表すことができます。
BMI=25以上ある場合は太りすぎとなります。
体重を減らすことで血管のストレスが減り、血圧も下がり
糖の吸収力を上がるので血糖を下げる効果も期待できます。

次にHbA1cについてです。
聞き覚えない人もいると思います。
ヘモグロビン(Hb)は、赤血球中のたんぱく質で、全身に酸素を運ぶ
役割があります。HbA1cとは、ヘモグロビンが血液中のブドウ糖が
結合したものになります。つまり、たんぱく質や脂質が糖と結びつき、
糖化された状態のものです。
このHbA1cの数値によって、過去1~2か月間の血糖値の平均を
調べることができます。
HbA1cの正常値は6.0%未満と言われています。
この数値が高い場合には血糖が高い期間が続いていることになり
2型糖尿病の危険性があります。そのため、あと回しにせず必ず
病院を受診してください。また、高齢者では正常値が違ってくるため
主治医の先生に相談してください。
いかがでしょうか?
糖尿病は自分には関係ないと思っている人がいたかもしれませんが、
自覚症状が表れないだけで、もしかすると病気のリスクを抱えているかも
しれません。今回の話で何か思い当たる節があれば当院に受診してください。
次回は
1月15日(土)13時15分~
テーマは
「糖尿病と歴史」について
講師は松浦院長です。

(※ クリックすると拡大します。)
当院の糖尿病教室では、講師以外にも毎回、理学療法士、作業療法士、
管理栄養士、薬剤師等、各領域のスタッフが参加しているので、
テーマ以外にも、運動や食事関するアドバイスをその場で受けることもできます。
気になることの質問もできますので、是非、参加してください。
Posted by 名瀬徳洲会病院 at 14:32│Comments(0)
│糖尿病教室
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。